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<チャプター>
0:00 予選日
0:33 公式予選スタート
1:51 決勝日
2:36 決勝レーススタート

2025年SUPER GTシリーズ第1戦が岡山国際サーキットで開催され、4台のNissan Z NISMO GT500がシーズン開幕戦に挑みました。激しい雨やアクシデント、コンディションの変化により波乱の展開となった決勝レースで、新たなドライバーコンビネーションで挑んだ2台、#23 MOTUL AUTECH Z(千代勝正/高星明誠)が6位、#3 Niterra MOTUL Z(佐々木大樹/三宅淳詞)が10位に入賞しました。

2025年シーズン、日産/NISMO陣営は、投入2年目を迎えるNissan Z NISMO GT500の熟成を進め、タイトル奪還を目指して全8戦のシーズンに臨みます。日産/NISMO陣営は高星明誠が加入した#23 ZとGT500クラスに復帰した佐々木大樹が加わった#3 Z、そして新たなスポンサーを得た#12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)と、#24 リアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)の4台が参戦します。

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【GT500】
#24 リアライズコーポレーションADVAN Zが予選3位
Nissan Z NISMO GT500勢は4台揃ってQ2進出

予選
今シーズンは予選方式が変更され、ノックダウン方式が復活しました。また、Q1からQ2に進出できる台数は上位10台と、以前の8台よりも増加しています。

予選日の4月12日は朝から好天に恵まれ、予選開始の段階では気温27度、路面温度37度のコンディションとなり、午後2時33分からGT500クラスの予選Q1がスタートしました。10分間という限られた時間で、各車入念にタイヤのウォームアップを行い、5周ないし6周目にアタックを開始。#12 Zの平峰は5周目に1分17秒498、#23 Zの高星も5周目に1分17秒637でベストラップをマーク。6周目にアタックした#3 Zの三宅は1分17秒512、#24 Zの名取は1分17秒686で予選Q1を終えました。僅差の争いのなか、#12 Zが7番手、#3 Zが8番手、#23 Zが9番手、#24 Zが10番手となり、Nissan Z NISMO GT500勢は全車Q1を突破し、Q2進出を決めました。

午後3時11分から開始されたQ2では、#24 Zの松田がタイヤのコンディションを上手くコントロールして4周目にアタックし、1分16秒619という、Z勢最速ラップをマークします。#23 Zの千代が5周目に1分16秒933と16秒台に入れ、#12 Zのバゲットは1分17秒268、#3 Zを駆る佐々木は7周目に1分17秒375のベストタイムで予選Q2を終了しました。最終順位は#24 Zが3位、#23 Zが7位、#12 Zが9位、#3 Zが10位で確定し、順位どおりのグリッドポジションで翌日の決勝レースに臨みます。

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#23 Zが6位、#3 Zが10位
波乱の展開のなか、着実にポイントを獲得

決勝
4月13日決勝日、朝方から降り続いた雨により、コースはウェット状態でスタート時刻を迎えました。強い風を伴う雨はスタート直前に小雨になりましたが、コースはベビーウェットに近く、気温13度、路面温度15度のコンディションで、午後1時10分にセーフティカー(SC)先導で82周の決勝が開始されました。安全面を考慮してSC先導で4周を周回した後、シグナルはグリーンに変わりレースがスタート。その直後、1コーナー先で多重クラッシュが発生し、バゲットがドライブする#12 Zは目の前のアクシデントを避けきれずにクラッシュし、コース上にストップしリタイアとなりました。このアクシデントにより、レースは6周目に赤旗中断。この時点で#24 Zの名取は4番手、千代がドライブする#23 Zは6番手、佐々木がドライブする#3 Zは7番手となっています。

午後1時55分にSC先導でレースが再開されました。4周にわたりSC先導走行が行われた後、11周目にシグナルグリーンとなります。#23 Zはアトウッドカーブで単独スピンを喫し12番手に後退しました。14周目には#24 Zと4番手争いをしていた#3 Zが1コーナーでコースアウト。グラベルでストップし、SCが導入されました。その後コースに戻った#3 Zは16周を終えてピットに入りタイヤ交換を行いました。19周目にSC先導走行は解除され、その時点で#24 Zが4番手、#23 Zは10番手、#3 Zは12番手となっています。

徐々にペースが落ち始めた#24 Zは次第にポジションを落とす苦しい展開のなかで8番手を走行。42周を終えてピットインした#24 Zはメカニカルトラブルを修復するためにピットガレージにマシンを入れました。レース中盤、GT500クラスのピットインが始まり、48周を終えて4番手までポジションを上げていた#23 Zがピットイン。ドライバーを高星に交代してレース後半の追い上げを開始します。GT500クラスの全車がピットインを終えた段階で7番手となった#23 Zは、56周目、57周目と立て続けに前車をオーバーテイクし、5番手にポジションを上げました。

レース終盤、コンディションが回復し、ドライタイヤに交換するマシンが出始めました。次第にドライタイヤのペースが上がり、#23 Zも62周を終えてピットインし、ドライタイヤに交換します。#23 Zはペースが上がる前にポジションを落としてしまい、8番手に後退。しかしその後もポジションアップを狙い、6番手でフィニッシュし、難しいコンディションのレースで入賞を果たしました。

#3 Zは、コースアウトのタイムロスで周回遅れになったものの、レースに復帰した後はペース良く周回を重ねて、他車のアクシデントなどもあり10番手、入賞圏内でチェッカーフラッグを受けました。トラブル修復に時間を要した#24 Zは、レース後半を担当した松田がハイペースで周回を重ね、貴重なデータ収集を行うとともにマシンの速さを実証し、11位完走を果たしています。

ヘビーウェットのコンディションで始まり、赤旗中断や複数のアクシデントが発生する波乱のレースでしたが、#23 Zが6位、#3 Zが10位と、Nissan Z NISMO GT500勢は2台が入賞しポイントを獲得しました。日産/NISMO陣営は今回のレースでの課題を克服し、さらに競争力を高め勝利を目指して次戦に臨みます。

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【GT300】
GT300クラスには4台のNissan GT-R NISMO GT3と、1台のGTA GT300規則のフェアレディZが参戦しました。予選9番手からスタートした#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 平手 晃平)が大きくポジションを上げ、3位表彰台を獲得しました。

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次戦、富士スピードウェイでも応援よろしくお願いします!

SUPER GT 2025 Round 1 Digest at Okayama International Circuit.

TK

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