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【GT500】
2023年SUPER GTシリーズ第7戦が10月14日、15日に大分県のオートポリスで開催されました。日産/NISMO陣営はシリーズランキング1位の#3 Niterra MOTUL Z(千代 勝正 / 高星 明誠)、前戦2位でランキング3位に浮上した#23 MOTUL AUTECH Z(松田 次生 / ロニー・クインタレッリ)、昨年チャンピオンの#1 MARELLI IMPUL Z(平峰 一貴 / ベルトラン・バゲット)、#24 リアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木 大樹 / 平手 晃平)の4台のNissan Z GT500で、タイトル獲得に重要な1戦となるオートポリス初の450kmレースに挑みました。第7戦は規定によりサクセスウェイトが獲得ポイント×1と、従来の半分となるため#3 Zは51kg、#23 Zは40kg、#1 Zは32kg、#24 Zは11kgとなりました。また#3 ZはGT500クラス唯一50kgを超えるため燃料流量リストリクターが1段階絞られ、ウェイトは-17kgとなり実装は34kgとなっています。

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Nissan Z GT500勢は#3 Niterra MOTUL Zが予選9位

予選
予選日の10月14日、天候は曇り、気温18度、路面温度23度と例年に比べ低温度のコンディションのもと、午後3時33分から10分間のGT500クラス予選Q1が開始されました。各車入念にウォームアップを行い、3周目にアタックを開始。#3 Zの千代はクラス最重量のサクセスウェイトながら1分32秒681を刻んで9位となり、8位と0.14秒差の僅差でQ2進出を逃しました。#24 Zの平手は1分32秒768で11位、#1 Zの平峰はクリアラップとならず1分32秒941で13位、#23 Zの松田は1分33秒097で14位となりました。

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#3 Zが予選9番手から3位、#1 Zは予選13番手から5位と躍進

決勝
10月15日、空は厚い雲と青空が混在しやや強い風が吹く天候となり、午後1時30分にフォーメーションラップが開始されました。気温17度、路面温度24度のコンディションのもと、2周のフォーメーションラップを経て97周のレースが開始されました。

1周目、#3 Zの千代はポジションをひとつ上げて8番手となり、#1 Zと#23 Zも11番手、13番手と順位を上げます。#24 Zはペースが上がらず、14番手に下がっています。想定より温度が上がらず、タイヤに厳しいサーキットであることや、様々な戦略から、序盤からピットインするマシンが出始めました。#24 Zも8周を終えて早々にピットインし、タイヤ交換と給油を行います。11周を終え#1 Zもピットインしました。14周目、コース上にGT300クラスの車両がストップしフルコースイエロー(FCY)が提示され、15周目に解除されると上位2台がピットイン。18周目の順位は#3 Zが6番手、#23 Zが8番手、#1 Zが9番手、#24 Zが13番手となっています。その後も早めにピットインするマシンが続き、#23 Zが21周を終えてピットインしました。3回ピットインする戦略の#23 Zはこのピットインではタイヤ交換のみの作業で、6番手でコースに復帰しポジションを大きく上げています。この段階で、1回目のピットインを引き延ばした#3 Zは2番手に浮上。他車のピットインにより徐々にポジションを上げた#1 Zは7番手となっています。

2番手を走行する#3 Zは29周を終えて1回目のピットイン。タイヤ交換と給油を行い9番手でレースに戻りました。30周を終えトップがピットに入り、#23 Zは3番手に浮上。#1 Zは6番手、#3 Zは8番手、#24 Zは9番手となり、レースの3分の1を終えた時点でNissan Z勢は全車が入賞圏内を走行するまでポジションを挽回しました。

40周を終え、2番手を走行していた#23 Zが2回目のピットインを行います。タイヤ交換と給油作業を終え、13番手でレースに戻りました。レースの折り返しとなる48周終了時点で、#3 Zは4番手、#1 Zは5番手、#24 Zは8番手、#23 Zは13番手となっています。

レース後半に入ると2回目のピットインを行うマシンが出始めました。49周を終え上位車がピットインし、#3 Zは3番手、#1 Zは4番手にポジションを上げます。55周を終え、#1 Zが2回目のピットインを行い、ドライバーはバゲットから平峰に交代しました。#1 Zは10番手でコースに戻り、チェッカーフラッグまでの追い上げを開始します。56周を終え#24 Zがピットインしドライバーは佐々木から平手に交代しました。60周を終えトップが2回目のピットインを行い、#3 Zがトップに立ちます。#3 Zは63周を終え2回目のピットインを行い、ドライバーは千代から高星に交代。5番手でレースに戻り、ハイペースで追い上げを開始し、66周目、67周目にオーバーテイクを決めて2番手にポジションを上げます。67周を終えて#23 Zが3回目のピットインを行い、ドライバーはクインタレッリから松田に交代しました。すでにGT500クラスは全車が2回のピットインを終え、69周終了時点で#3 Zが2番手、#1 Zが6番手、#23 Zが10番手、#24 Zが12番手となっています。

レース終盤、トップ争いが接近し白熱しました。#3 Zはトップと5〜6秒差で追い上げますが、背後から迫るライバルとのバトルとなり、77周目に第2ヘアピンで先行を許し、3番手にポジションダウン。その後も2番手との差を詰めながら逆転のチャンスを窺い、87周目には1秒以内にまで迫りましたがポジションアップは果たせず、0.38秒差の3位でチェッカーフラッグを受けました。#1 Zは91周目に前車をオーバーテイクし5番手に上がると、4番手を追い詰め96周目にパスして4番手に上がります。しかし、最終ラップの第1コーナーで痛恨のオーバーランを喫し、5位で97周のレースを終えました。#23 Zは3回目のピットイン後、ペースを上げて17秒以上あった先行するライバルとの差を一気に縮め、75周目には1秒差以内に迫りましたが、ポジションアップは果たせず10位でフィニッシュ。#24 Zは79周を終えて4回目のピットインを強いられ、12位でレースを終えました。

第7戦の結果により、シリーズランキングは#3 Zが62ポイントで2位となり、最終戦のモビリティリゾートもてぎがタイトル獲得をかけた大一番となります。日産/NISMO陣営はNissan Z GT500の連覇を目指し、#3 Zのシリーズタイトル獲得に向けて最終戦に全力を尽くします。

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【GT300】
GT300クラスには5台のNISSAN GT-R NISMO GT3が参戦し、5台すべてが完走しました。なかでも17番グリッドからスタートした#56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 名取 鉄平)は、2度目のピットインを短くするというチームの作戦も功を奏し、5位入賞を果たしました。#11 GAINER TANAX GT-R(富田 竜一郎 / 石川 京侍 / 塩津 佑介)は9位、#10 PONOS GAINER GT-R(安田 裕信 / 大草 りき)は10位に入賞しています。

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次戦、モビリティリゾートもてぎでも応援よろしくお願いします!

SUPER GT 2023 Round 7 Digest at AUTOPOLIS.

TK

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