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【GT500】
2023年SUPER GTシリーズ第6戦が9月16日、17日、スポーツランドSUGOで開催されました。日産/NISMO陣営は、昨年チャンピオンの#1 MARELLI IMPUL Z(平峰 一貴 / ベルトラン・バゲット)、シリーズランキングトップの#3 Niterra MOTUL Z(千代 勝正 / 高星 明誠)、#23 MOTUL AUTECH Z(松田 次生 / ロニー・クインタレッリ)、#24 リアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木 大樹 / 平手 晃平)という4台のNissan Z GT500で、SUGOでの戦いに挑みました。ランキングトップの#3 Zは98kg(規定により、実装48kgと燃料流量リストリクターが3段階絞られています)のサクセスウェイトが課され厳しい戦いが続きますが、#23 Zは50kg、#1 Zは48kg、#24 Zは10kgのサクセスウェイトを搭載し、Nissan Z GT500の今季3勝目を目指します。

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#23 MOTUL AUTECH Zが僅差で予選2位、3台のZが予選Q1を突破

予選
予選日の9月16日、予選前の雨によりGT300クラスの予選開始時にはウェット宣言が出されましたが、GT500クラスの予選開始時には路面はドライとなり、気温26度、路面温度29度のコンディションのもと、午後3時13分から10分間の予選Q1が開始されました。4周目にアタックを行った#23 Zの松田が1分10秒164でトップタイム、5周目にアタックした#24 Zの平手が1分10秒390で4番手と上位タイムをマーク。#3 Zの高星は5周目に1分10秒582で、最大のサクセスウェイトながら8番手となり、3台のNissan ZがQ2進出を果たしました。全体的に非常に僅差の予選となり、#1 Zの平峰は1分10秒949で14位でした。

午後3時51分から上位8台による予選Q2が開始されました。#23 Zのクインタレッリは4周目のアタックで1分09秒486のコースレコードタイムをたたき出しトップとなりますが、セッション終盤に逆転され2位に。トップとの差は0.073秒の僅差でした。#24 Zの佐々木は、4周目に1分10秒727、5周目にもアタックに挑みましたがタイムアップは果たせず7位。#3 Zの千代は1分10秒735で8位となりました。

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#23 Zが2位表彰台を獲得、9位入賞の#3 Zがランキングトップを死守

決勝
決勝日の9月17日午後1時30分、多くの観客がスタンドを埋め尽くすなか、気温28度、路面温度33度という曇り空のもと、フォーメーションラップ2周が行われ、84周のレースがスタートしました。

2番手からスタートした#23 Zのクインタレッリはポジションをキープし、#24 Zの佐々木は7番手、#3 Zの千代も8番手と、それぞれポジションをキープして1周目を終えました。#1 Zのバゲットは13番手にポジションを上げています。9周目、接近戦を繰り広げていた#24 Z、#3 Zの集団が周回遅れとなるGT300クラスをパスする際にポジションが変動し、#3 Zは11番手に後退しますが、10周目には10番手に挽回しました。

レースの3分1の周回数を終えた28周目、ピットイン作業を行うGT500マシンが出始めます。30周を終え、#23 Zと#24 Zがピットイン。34周を終えて#3 Zがピットインし、ドライバー交代、給油、タイヤ交換などのルーティン作業を行いました。36周を終えた段階で、ピットインを行わず走行している車両は2台で、#1 Zはステイアウトし2番手を走行。#23 Zは5番手、#24 Zは6番手、#3 Zは9番手となっています。トップが39周目に入った時点で、最終コーナーからの上りストレートでGT500車両がアクシデントでクラッシュ。ダメージが大きくレースはすぐさまSC(セーフティカー)が導入され、2周後には赤旗中断となりました。

1時間弱の中断ののち、午後3時20分にSC先導でレースが再開されました。アクシデントでSCが入ったタイミングにより、ピットインしていない2台とすでにピットインを終えた上位3台以外は周回遅れという状況になり、優勝争いは#23 Zを含む3台に絞られた形となりました。SCの先導は4周にわたり、レースは45周目からリスタート。このタイミングで#1 Zがピットインを行い、ドライバーは平峰に交代。このピットインで順位を11番手まで落とし、レース後半の追い上げを期します。52周を終え、GT500クラス全車がピットインを消化した段階で、#23 Zは3番手、#24 Zは5番手、#3 Zは7番手、#1 Zは8番手となりました。

レース終盤にかけて、トップ3台による激しい優勝争いが展開され、3番手を走行する#23 Zの松田は、周回遅れにより時折ギャップを広げられながらも2番手に1秒前後の差を保ちオーバーテイクのチャンスを狙います。78周目、最終コーナーからストレートでのスピード勝負で一度は前に出た#23 Zですが、第1コーナーでのブロックでオーバーテイクは果たせず、再度チャンスを窺います。レース最終盤、1秒以内の差で迫る#23 Zでしたが、2番手を攻略することはできずに3位でフィニッシュしました。

ピットインを引き伸ばした#1 Zは平峰が猛追し、51周目に9番手に上がると、53周目、55周目、63周目に前車をパスしてポジションを上げて6番手にまで上昇。勢いのある#1 Zは67周目に#24 Zをパスして5位となり、14番手スタートから大きくジャンプアップを果たしました。#24 Zは一時4番手を走行するも終盤ペースが落ち、6位でフィニッシュ。#3 Zもサクセスウェイトの影響で終盤ペースが落ちましたが、入賞圏内の10位でレースを終えました。

レース後の車両検査で、最上位フィニッシュした車両が失格となったため、各車とも順位が繰り上がり、#23 Zは2位、#1 Zは4位、#24 Zは5位、#3 Zは9位で順位が確定し、4台ともに貴重なポイントを獲得しました。

Nissan Z は全4台が入賞を果たし、#3 Zはシリーズランキングトップを維持しました。日産/NISMO陣営は、サクセスウェイトが軽減されるシリーズ残り2戦に向けて、目標であるタイトル連覇達成を目指して全力を尽くします。

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【GT300】
GT300クラスには5台のNISSAN GT-R NISMO GT3が参戦し、#10 PONOS GAINER GT-R(安田 裕信 / 大草 りき)が、赤旗による中断やレース終盤にタイヤの摩耗が厳しくなった状況でも集中力を切らさず走り切り、9位に入賞。参戦した5台のGT-Rはすべてが完走しました。

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次戦、オートポリスでも応援よろしくお願いします!

SUPER GT 2023 Round 6 Digest at Sportsland Sugo.

TK

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